フォーマーのメリット
フォーマーの鍛造機としての最大の特長は、材料の切断機能を有していることです。

プレス機の場合、バー材などから素材を切断して、熱処理、表面(潤滑)処理を行い、「スラグ」と呼ばれるプレス用素材を製作してからプレス機に投入する必要があります。
それに対してフォーマーでは、コイル材、もしくはバー材を機械内で所定の寸法に切断し、その切断ブランクをそのまま搬送(トランスファー)して、複数の工程間にて粗から精へと成形することができます。
このトランスファー機構と呼ばれる搬送装置もまた、フォーマーの大きな特長です。
これらによって、フォーマーはプレス機に比べ、圧倒的に高速生産が可能なのです。
フォーマーのメリット1
【切削加工との比較】

繊維組織のある棒状の素材を用いて、例えばボルトのようなものを作ることを考えると、切削で作ったものと据え込んで作られたものは、製品内の繊維の流れが、前者は切断されており、後者は連続しています。
そのため、ボルトの使用中、頭部とシャンク部の間の隅角に引っ張り応力が作用すると、切削によるものは繊維に直角に引っ張られることになり、衝撃や疲れ破壊を起しやすいのに対して、鍛造品はこの部分の強度が高いというメリットがあります。
フォーマーのメリット2