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フォーマーの基礎知識
フォーマーとは一言でいうと、「横型多段式鍛造機械」です。
供給されたバー材やコイル材などの素材を一定の寸法に切断して、複数の対向する「型」の間に運び、型と型で圧力を加えて、形を作ります。
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フォーマーではパンチとダイで形作られたものを「ブランク」と呼びます。
パンチとダイで素材に「形を転写」すると、KO機構が動作し、KOピンがダイ内のブランクを蹴り出します。
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フォーマーは、金属素材の塑性(※1)を利用して成形する機械ですが、必要な形状を得るために、剪断加工(※2)も行います。以下に主な成形工法の一部を紹介します。
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フォーマーの鍛造機としての最大の特長は、材料の切断機能を有していることです。 プレス機の場合、バー材などから素材を切断して、熱処理、表面(潤滑)処理を行い、「スラグ」と呼ばれるプレス用素材を製作してからプレス機に投入する必要があります。
それに対してフォーマーでは、コイル材、もしくはバー材を機械内で所定の寸法に切断し、その切断ブランクをそのまま搬送(トランスファー)して、複数の工程間にて粗から精へと成形することができます。
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鍛造は、成形される被加工材の性状、形状によって、異なる温度域を利用します。温度域にはその温度によって、冷間・温間・熱間があります。
そして、冷間鍛造を行うフォーマーを「冷間フォーマー」、温間鍛造は「温間フォーマー」、熱間鍛造は「熱間フォーマー」と呼称しています。
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フォーマーでは、前方押し出し、後方押し出し、アプセットといった様々な工法を組み合わせて複雑な形状のブランクを成形します。
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