・チャックとダイブロックの芯間L1は、長年の使用によりチャック底面の摩耗、ダイブロック上面の摩耗などによって、寸法が変化します。
・従来のチャック機外芯治具(芯出しゲージ)は、芯間L2が固定で製作されています。
・L1の寸法変化に対し、L2が固定されているため、芯出し治具で合わせたチャック爪の芯L2がL1に次第に合わなくなってきます。そのため、圧造製品に傷をつけたり、芯出し調整に時間を費やすなどの影響が出ます。その場合、変化した芯間L1に対してL2を合わせる必要がありますが、芯取り治具(Fig.3)を使えば容易に行うことができます。
・機内での芯間L1を芯出しゲージに移した後、その芯出しゲージの芯に合わせて機外芯出し治具の芯間L2を調整します。(芯出し治具も新作が必要です)