熱間フォーマーでは、カッターの摩耗などによって切断ブランクにバリが発生することがあります。
バリを打ち込むと、その分、後工程で切削しなければなりません。材料を節約するためには、切削量を極力抑える必要があり、また、美しい製品成形のためにもバリが悪影響を及ぼさないことが求められます。特にベアリングレース成形においては、バリの打ち込みは忌避されています。
他社機では、切断されたブランクをプッシャーでナイフから押し出して#0チャックに掴ませているため、ナイフから押し出される際にバリが立ち上がり、そのバリが冷却されて硬化するので、#1工程でのアプセット時に深く入り込んでしまいます。(図-2)