熱間フォーマーでは通常、数個の試打ちの際も全てのヒーターを使って、バー材まるまる一本を加熱しています。バーラックから全ヒーターを通過してバー材を加熱供給するには約7~8分かかります。
そこで、サカムラではバー材の先端のみ加熱するシステムを開発しました。
他のヒーターとは別電源のヒーターを一基装備して、バー材を静止した状態で加熱することができるので、3分ほど加熱すれば、最適な温度の素材を供給することができるのです。
しかも、試打ちに必要な量だけ加熱することができるので、時間短縮とともに、省エネ・省資源にも配慮したうれしいシステムとなっています。(実用新案登録: 第3144520号)