ボンデブラシケース HT
ボンデ処理は、材料の表面に潤滑皮膜を生成させるもので、プレス成形時に材料と金型の間に生じる摩擦を軽減し、焼き付きを防ぐ大切な働きがあります。その一方で、ボンデライトが粉となって飛散すると、オイルや床を汚す原因となります。
特にオイルは“フォーマーの血液”とも言える重要な要素です。ボンデ粉が混入するとオイルの劣化を進め、機内や配管内に滞留すると潤滑機能の低下にもつながるため、ボンデ粉の混入は極力避けたいところです。
ボンデブラシケースHTは、ブラシとボックスを組み合わせたシンプルなケースで、材料表面にたっぷりとついた余分なボンデ粉を機内に供給される前に捕集するので、オイルの劣化を遅らせ、オイル寿命の延長に効果を発揮します。
ボンデ粉が飛散した矯正ロール部
ボンデ粉が飛散した矯正ロール部
ボンデブラシケースHT
ボンデブラシケースHT。
ケースとブラシのみのシンプルな構造です。
矯正ロールと送りロールの間にセットした状態
矯正ロールと送りロールの間にセットした状態。
捕集されたボンデ粉はホースから排出されます。
捕集されたボンデ粉
捕集されたボンデ粉。
1トンあたり約26gのボンデ粉をオイル混入前に除去できることになります。
◆ 潤滑剤として石灰を使用する場合は、石灰粉の捕集にも効果を発揮します。
◆ 材料径に合わせて5ミリごとにブラシと保護樹脂をご用意しています。

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